かさすげ (笠菅)
学名 |
Carex dispalata (C. amplifolia ssp. dispalata) |
日本名 |
カサスゲ |
科名(日本名) |
カヤツリグサ科 |
日本語別名 |
スゲ、ミノスゲ |
漢名 |
皺果薹草(シュウカタイソウ, zhòuguŏ táicăo) |
科名(漢名) |
莎草(サソウ,suōcăo)科 |
漢語別名 |
彎嚢薹草(ワンノウタイソウ,wannang taicao) |
英名 |
|
2023/04/25 野川公園自然観察園 |
|
辨 |
スゲ属 Carex(薹草 táicăo 屬)については、スゲ属を見よ。 |
訓 |
和名は、葉を編んで蓑笠を作ったことから。なお、菅(すげ)は、広義にはスゲ属 Carex の総称、狭義にはカサスゲを指す。
漢名の薹草(タイソウ,táicăo)は、スゲ属(薹草属)の通称。なお、漢名を菅(カン,jiān)というものは、広義にはイネ科メガルカヤ属 Themeda
の総称、狭義にはその内の T. gigantia var. villosa。メガルカヤを見よ。 |
説 |
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・極東ロシア・遼寧・吉林・黑龍江・陝西・江蘇・浙江・湖南・雲南・四川に分布。 |
誌 |
むかしは、スゲ類の葉を干して編み、笠・蓑などを作った。またその目的で、沼田に栽培されていた。
『万葉集』に、笠を縫う菅・菅で作った笠が詠われている。その中には、カサスゲも含まれていたであろう。文藝譜を見よ。
|
|